【特別対談】不確実性が増す現代だからこそ、IFAの重要性は高まっている。

特別対談

不確実性が増す現代だからこそ、IFAの重要性は高まっている

  • 山田勝己
    CSアセット会長
  • ×
  • 篠田潤子
    社会心理学者/アナウンサー

名古屋を拠点に札幌から鹿児島まで19の支店を持つCSアセット株式会社。顧客重視を基本とした資産形成のアドバイザー企業を目指し2012年11月に創業したIFA(金融商品仲介業者)法人だ。100名以上のIFAを抱えるCSアセットを設立した山田勝己会長に話を聞いた。聞き手はフリーアナウンサーの篠田潤子さん。テレビ朝日退社後に慶應義塾大学で博士の学位を取得した篠田さんは実は山田会長と中学生時代の同級生だという。そんな50代半ばを迎えた同い年2人が人生100年時代のウェルビーイングについて語った。

一人ひとりが資産運用を考える時代に

IFAとはIndependent Financial Advisorの略で独立系ファイナンシャルアドバイザーとも呼ばれる。既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に寄り添い、金融アドバイスができる。CSアセット創業当時はIFAの認知度も低かったというが、今ではIFAという言葉は多くの人が目にしている。

篠田潤子(以下篠田):
最近よく「ウェルビーイング」という言葉が使われます。心理学では「主観的幸福」と訳されてきました。身体的、精神的、社会的に自分自身が幸福を感じる状態」をいいます。この状態を実現するためには、経済力も重要かもしれません。
山田勝己会長(以下山田会長):
今まで日本では、お金の話をすることは「良くないこと」とされてきました。しかし、学校教育でも金融が入るように、今は違います。以前、話題になった『老後2000万円問題』の危機感を感じている方もいらっしゃるでしょう。私たちはお金の話をしていくべきなのです。お金と健康があって、はじめて心理的な安全性というものが担保されるのではないでしょうか。
篠田:
お金については私を含めて、あまりわからないという人が多いと思うので、今日は色々聞かせていただけると嬉しいです。
山田会長:
お金の話というと難しそうですが、実はそうではありません。例えばお金を殖やしたければ収入を増やし、支出を減らせばいい。しかし、極端に収入を増やそうとしたり、支出を減らしたりして幸福感が減っては元も子もありません。ウェルビーイングにならない。後でご説明しますが、自分にとってまずいくら必要なのかを考えることが大切ですね。もちろん、コロナ禍や戦争などもあり、社会の不確実性は増しています。それによってガソリン代や生活用品の値段が上がったりもしていますよね。お金自体は難しくないのですが、そのお金の動きが今は激しく、会社員の方が仕事をしながら情報を追いかけるのは難しい時代かもしれません。
篠田:
自分の生活に直接関係しますよね。健康的に豊かに暮らしたいと思うときに、避けては通れないのがお金についてだと思います。私も苦手で、資産運用とか何もわからないままこの年になってしまいました。
山田会長:
株式運用が一番わかりやすいと思います。株は損をするようなイメージもあって今でも怖がっている人も多いですね。でも、自分の好きな企業に投資する気持ちで始められるものです。好きな商品やサービスを提供している企業が上場していれば、そこに投資をする。お金だけでなく、株主優待が目的で株を買う方もいらっしゃいます。

信頼できるパートナーと資産運用を行う

苦手意識があるとしても、避けては通れないお金の事情。どのように学び、運用していけばいいのだろうか。

山田会長:
先ほど申し上げた通り、お金を殖やすためには、収入を増やして支出を減らすだけなのです。支出を減らすために節約術を学んだりするように、収入を殖やすためにも専門家に聞くのがよいでしょう。日本の株式だけ見ても上場企業は4000社近くあるので、自分で全部勉強するのは難しいと思います。さらに、先ほど申し上げた通り社会は不確実性を増しています。
篠田:
そこで、CSアセットの出番ですね。
山田会長:
ありがとうございます。CSアセットは全員証券会社出身のIFAがそろっています。私も含め、お客様一人ひとりに寄り添った運用を行います。投資先進国のアメリカでは弁護士やお医者さんと同じくらいIFAが重要視されているんですよ。
篠田:
自分の人生にとってお金は大切ですもんね。日本でも同じようになっていくのでしょうか。
山田会長:
アメリカは日本のような健康保険や年金の制度がありません。それもあってお金は自分で貯めて、自分で増やすという考えが浸透しています。
篠田:
先ほど出てきた2000万円問題もあるし、日本でも他人事ではありませんね。日本人の意識も変わってきていると思いますか?
山田会長:
変わってきていますね。特に最近では、若い人たちが興味を持っていると感じます。暗号資産(仮想通貨)の影響もあり、ゲーム感覚でお金を殖やそうとする若者が増えています。もちろんリスクを知らないと損をすることもありますが、若いうちからお金に興味を持つのは良い傾向だと思います。
篠田:
資産運用について誰に相談したらいいのかわからない人も多いと思います。どうやって考えていくのでしょうか。
山田会長:
そもそも、ご自身が今どのくらい資産を持っているかわからないという方が多い。現金だけでなく不動産や生命保険などトータルで確認する必要があります。考え方としては逆算ですね。人生100年時代と言われていますが、ゴールを決めて、そこから考えます。65歳で定年、70歳から年金の受給が始まると考えるといくら必要か見えてくるんです。その足りない部分を運用で殖やしていくというイメージですね。
篠田:
老後の資金を貯めるためには、頑張って働くしかないと思っていましたが、資金運用を知っておけば他にも選択肢が考えられますね。

学び続けることの大切さを知る

山田会長自身も会長職だけでなくIFAとして実際に約250名の顧客を抱えている。創業当時から、IFAだからこその付き合い方で顧客との信頼関係を築いてきた成果だ。

山田会長:
証券会社で働いていたのでわかりますが、異動が多いんですよ。担当地域が変わることもよくあるので、お客様と信頼関係を築く前に離れてしまう。IFAは個人に対してパートナーとして向き合っているので営業範囲が限られていません。その分やりがい、責任感もありますね。
篠田:
そうすると、毎日勉強も大変そうですよね。何か特別なことなさっているんでしょうか。
山田会長:
IFAの良さはなんと言っても、お客様に寄り添えることです。自分自身が勉強をするというよりも、常に情報収集に励み、お客様から悩みや細かいリクエストが来たら即時即応できる準備はしています。仕事をしてお客様に喜んでもらえるのは、IFAの醍醐味ですね。自分もいいことをしたと思えます。

勉強といえば、篠田さんもアナウンサーとして活躍している中、博士課程に進み、心理学者になるという選択をしている。
篠田:
以前、プロスポーツ選手の引退を社会心理学的なアプローチで書いたのですが、プロスポーツ選手は普通の人よりも引退の年齢が早い。例えば35歳で引退しても、人生はまだまだあります。引退後も違う人生を歩まなくてはいけない。引退後もスポーツに携わる人もいますが、今までとは全然違う仕事を選ぶ人が圧倒的に多いんですよ。私は、研究を通して、人生は何度でも生まれ変われると思えるようになりました。現代では1つの職業で一生を終えることのほうがまれだと思うんです。そのときに、サポートしてくれる人やチャレンジできる環境があることはとても重要だと思っています。
山田会長:
篠田さんはスポーツコーナーを担当していたので、より身近にそういう人たちを見てきたんですね。私のような普通の人間も、証券会社から独立して今は会社の会長を務めています。長い人生の中で、さまざまなことにチャレンジしていくことは大切です。そしてそのためにもお金のことを相談できるパートナーとしてIFAを選んでいただきたいですね。余談ですが、私は篠田さんのスポーツコーナーが好きで、必ず見ていました。
篠田:
ありがとうございます(笑)。人生を新しく始めることって、いいことだと思うんですよ。
山田会長:
ここからまだ人生がある、という考え方ですよね。健康寿命も伸びて、体力もあるから違う仕事もできる。
篠田:
仕事を辞めるとぽっかり穴が開く人って多いですよね。だからそれだけじゃない生きがいが必要だと思っています。会長はずっと元気ですが、40代と50代で何か変化はありますか?
山田会長:
私はどうでしょうか。会社員の時も今もお客様の資産づくりをサポートしていきたいと思っています。そのためにベストな方法は何かを探り続けています。証券会社からIFAになり、CSアセットを創業したのもこの思いがあるからです。50代になった今も、体力的にも衰えたという感じはありません。
篠田:
すごい。その元気の源はなんでしょうか?
山田会長:
自分でその時々に楽しみを作ってそこまで頑張ろうという気持ちですね。仕事もプライベートも。何も大きな楽しみをつくる必要はないんです。1つひとつ、自分で楽しみをつくればいい。今日のこの対談も、同級生の篠田さんとご一緒できるということを楽しいと感じるからこそ、ワクワクしてここにいられる。気の持ち方で自分を変えられると考えています。
篠田:
私もこの対談、楽しみにしていました。二人でこのような対談ができるなんて、不思議なご縁ですね。ありがとうございました。

CSアセット株式会社 代表取締役 会長
山田 勝己

1989年、愛知県名古屋市地場証券に入社。名古屋市南部を中心にリテールを14年経験。営業成績が評価されプライベートバンク部立ち上げの陣頭指揮を執り、富裕層を中心としたコンサルティング営業を3年経験。キャリアアップのため、準大手証券等2社にて関西以西の地域で営業経験。計3社の証券会社の営業を経験するも共通するプロダクトプッシュ的な営業経験に疑問を持ち、IFA法人CSアセットを2012年に設立。IFA業界では稀な愛知県名古屋本社のIFA法人ではあるが、プライベートバンク部で培った富裕層向けの営業や、地場証券等で経験した一般層への幅広い営業経験に多数のIFAが共感し、全国規模のIFA法人となる。

社会心理学者(博士)/アナウンサー
篠田 潤子

慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、テレビ朝日編成局アナウンス部に入社。「モーニングショー」「スポーツフロンティア」「CNNデイブレイク」等のキャスターを担当し退社。1993年からアップフロントグループに所属。TV番組のMC他、FMのパーソナリティーも11年間担当。社会人11年目に思うところあって、慶応義塾大学文学部に入り、心理学者の道を目指す。慶應義塾大学大学院で博士の学位を取得。専門は社会心理学。慶應義塾大学(非常勤講師)や東京通信大学(教授)で教鞭も執った。

業務提携先LINK